「FAA Psiって何?」
「学科試験サイト FAA Psi について、詳しく知りたい!」
「FAA ATP学科試験に不合格後の、再講習の必要性って!」
上記のような考えを、お持ちではないですか。
前回の記事では、FAA ATPの学科試験と学科試験対策ソフトSheppard Airについて解説しました。
当記事ではFAA学科試験関連WEB サイト「Psi」に特化して、下記の内容について解説していきます。
- FAA Psiについて解説
- FAA ATPの学科試験に不合格から再学科試験までのながれ
- FAA Psi内のリンクから見れる参考になる資料
当記事をご覧になれば、FAAの「Psi」について詳しくなるでしょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
FAA Psiについて
FAA Psiとは、FAAで学科試験を受けるためには必須のWEBサイトです。
FAAで学科試験を受験するにはまず、FAA PsiのWEBサイトで自己情報を登録しアカウントを作成することが必須です。
日本でも、2023年11月期から学科試験のCBT化がはじまります。
(日本の学科試験CBT化についての参照ページは、こちらを参考にしてください)
日本で2023年11月以降に学科試験を受験する場合は、CBT事業者への予約および航空局に受験申請を行う2重の手間がかかりそうです。
FAAの学科試験の場合は、希望する学科試験や試験実施場所の検索・受験料の支払い・学科試験成績などのすべてがこの「FAA Psi WEBサイト」からできます。
FAA Psiのサイトでできること
FAA Psiのサイトで出来ることは、以下の項目です。
・FAA ATP等の学科試験の申請 ・試験会場の検索・受験料の支払い手続き ・プロフィールの訂正・試験結果情報(Airman knowledge Test Report)の確認と ダウンロード ・試験についての詳細事項の確認 |
試験についての関連事項は、PsiのTOPページの真ん中あたりに表示される「View Test Authorization Requirements」にあります。
「View Test Authorization Requirements」では試験についての注意事項等が掲載されているので、確認しておきましょう。
試験直後に渡されるTest結果の情報も、FAA Psiのサイトから確認できます。
では次に、具体的な学科試験を受験するまでの流れを見ていきましょう。
学科試験受験までの流れ
FAA Psiを用いた学科試験を受験するまでの流れは、以下のようになります。
1. FAA Psiサイトでアカウントの作成 2. FAA Psiサイトにログインして受験科目と受験場所の選択後に試験の申請 3. FAA Psiサイトで受験料の支払い 4. 試験当日に会場に行く |
学科試験を受験するための手続きは、すべて「Psiのサイト」だけで出来るのです。
FAA Psiアカウント作成
まず、FAA Psi サイトでアカウントを作成します。
アカウント作成には、個人のFTN番号が必要になります。
FTN番号とは「FAA Tracking Number」のことで、IACRAサイトでアカウントを作成してログイン後に左側の「User Information」に表示されている番号です。
IACRAにログインした画面は、以下のようになります。
左側に、「User Information」が表示されているのです。
IACRAとは、FAAがAirman Certification(航空従事者技能証明)やRating(限定変更)関係を取り扱うネット上のサイトのことになります。
IACRAについての過去のブログは、こちら。
FAA Psiのアカウント作成は、FAA PsiのTOPページの「Create an Account」から入り必要事項を入力して作成するのです。
受験科目・受験場所の選択と受験料の支払い
FAA Psiサイト内で、受験日程・受験科目・受験場所の選択ができます。
自分の予定に合わせて会場や日程の選択ができるので、とても便利です。
FAA ATPの、科目のテストコードは「ATM」です。
テストコードを、まちがえないように選択します。
上記は、FAA PsiサイトTOP画面の「View Test Authorization Requirements」からの抜粋です。
FAA ATPの学科試験はテストコードが「ATM」で、問題数が125問・試験時間が3時間30分・合格が70パーセント以上なのが分かります。
申請時にテストコードをまちがって申請・支払いをすると、返金されませんので注意が必要です。
また、アメリカでは様々な場所で受検することができます。
1番多い場所は、飛行学校内の教室です。
会場によっては。町中の建物の1室のこともあります。
注意点として受験会場らしくない会場もあるので、初めていく受験会場の場合には十分余裕をもって向かいましょう。
受験料の支払い手続きも、FAA Psi内のサイトでできます。
クレジットカードで支払い、手続き終了後にメールが届くので確認しておきましょう。
下記は、支払い後に届くメールです。
FAA ATPの学科試験に不合格になるとどうなるか
FAA ATPの学科試験に不合格になると、再受験前に補習が必要になります。
ATP CTPの講習を受講した飛行学校で補習を受け、教官のサインが必要になるのです。
教官のサインは学科試験直後に受領した「Airman knowledge Test Report」に記入してもらいます。
飛行学校PANAMの場合、補習料金は約3万円ほどになります。
補習は自分がATP CTPの講習を受けた学校で受けなければならないので、注意が必要です。
補習を受け、教官のサインをもらった「Airman knowledge Test Report」は次回の学科試験を受験する際に必要なので、紛失しないようにしましょう。
FAA Psi内のリンクから見れる参考になる資料
FAA PsiのTOPページからは、いろいろな情報のページにアクセスすることができます。
ここでは、私のおすすめの資料を紹介します。
Airman Testing
FAA PsiサイトのTOP画面に「For news and announcements related to Airman Testing, please check the FAA’s Community Advisory publications at https://www.faa.gov/training_testing/testing」と書かれたリンクには、FAA 学科試験関連が掲載されています。
試験問題の出題の元となる非常に多くのManual集やサンプル問題集があります。
試験会場に備え付け用の性能データ本
FAA PsiサイトのTOP画面にある「View Test Authorization Requirements」から入り2ページ目のタイトルの下にある「Airman Knowledge Testing Supplement for Airline Transport Pilot and Aircraft Dispatcher,FAA-CT-8080-7D(2019)」をクリックすると、試験時に使用する試験会場に備え付け用の性能データなどの資料本が閲覧できます。
実際試験時に使うデータ本なので、取扱いに慣れておきましょう。
FAA Psiまとめ
いかがでしたか。
FAA PsiはFAA学科試験を受験するにあたり、必須のサイトです。
FAA Psiサイト内でFTN番号等を入力してアカウントを作成してから、サイト内で学科試験の申請・受験料の支払いが出来ます。
また、試験結果のレポートの確認もできます。
ATP CTPの学科試験に不合格になり、再受験の前には「Airman knowledge Test Report」にATP CTPの講習を受けた教官のサインが必要なのです。
教官のサインが記入してある「Airman knowledge Test Report」は次回学科試験を受験する際に必要なので、なくさないようにしましょう。
FAA Psiサイト内のリンクには、さまざまな試験関連の資料があります。
FAA Psi関連については、以下のブログの「3.Psiで学科試験の申込み」も参考にしてください。
【FAA ATP学科試験とは?】その中身とSheppardAirで試験対策
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