【航空情報ノータムとは?】その種類と確認方法について解説!

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「航空情報ノータムとは?」

「航空情報ノータムについて確認したい!」

「航空情報ノータムの取扱機関は?」



このような疑問を、お持ちではないですか。


この記事では【航空情報ノータム】について、以下の事項について解説していきます。


下記からジャンプできます



この記事を読めば、【航空情報ノータム】について理解できるでしょう。


ぜひ、最後までご覧ください。


航空情報ノータムとは



ノータムとは航空情報のことで「Notice to Airmen」の略です。


ノータムとは、航空保安施設の運用休止や代替施設の情報・滑走路灯や滑走路自体の閉鎖情報等の運航に重要な情報のことです。


ノータムは、航空法第99条第1項の規定により国土交通大臣が提供する情報になります。


航空法第99条の規定は、以下のとおりです。

航空法第99条(情報の提供)

国土交通大臣は、国土交通省令で定めるところにより、航空機乗組員に対し、航空機の運航のため必要な情報を提供しなければならない。

2航空機乗組員は、その航空業務を行うに当っては、前項の規定により提供される情報を利用してこれを行うよう努めなければならない。


航空情報ノータムは、【機長の出発前の確認事項】の1つにもなっています。


【機長の出発前の確認事項】は、航空法 第73条の2・航空法施行規則164条の15で定められているのです。


164条の15は、以下のようになります。

第164条の15

法第73条の2の規定により機長が確認しなければならない事項は、次に掲げるものとする。

一 当該航空機及びこれに装備すべきものの整備状況
二 離陸重量、着陸重量、重心位置及び重量分布
三 法第99条第1項の規定により国土交通大臣が提供する情報(以下「航空情報」という。)
四 当該航行に必要な気象情報
五 燃料及び滑油の搭載量並びにそれらの品質(燃料の品質にあつては、当該航空機がピストン発動機又はタービン発動機を装備している場合に限る。)
六 積載物の安全性

2 機長は、前項第1号に掲げる事項を確認する場合において、航空日誌その他の整備に関する記録の点検、航空機の外部点検及び発動機の地上試運転その他航空機の作動点検を行わなければならない。


機長は出発前に出発前の確認事項の【航空情報ノータム】を確認し、安全な運航に必要な諸情報について確認しなければなりません。



ノータムの種類


航空情報ノータムには5種類あり、内容等について区別されます。


それぞれの航空情報ノータムについて、解説します。

航空情報ノータムの種類内容解説
航空路誌(AIP)

AIPは、ICAO ANNEX15(国際民間航空条約第15付属書)に基づき作成されています。

民間航空の運航に必要な施設・組織等に関する恒久的情報を収録しています。
航空路誌改訂版(AIP Amendment)


AIP Amendmentには、AIPに収録されている情報やAIPの恒久的情報の変更に係る情報が掲載されています。

AIPの内容のうち重要な情報は「エアラック方式」で行われ、AIP Amendmentの冒頭に「AIRAC」と付されています。


AIP Amendmentには内容の概要が表示されており、変更部分や新情報は太い縦線・矢印・注釈によって示されます。
航空路誌補足版(AIP Supplement)


AIP Supplementは、AIPの1時的な変更に係る情報です。

内容には、以下のものがあります。

有効期間が3ヵ月以上
図面を必要とするもの
複雑で詳しい内容を必要とするもの

「エアラック方式」のAIP Supplementは、冒頭に「AIRAC」と付されています。
ノータム(NOTAM)

ノータムは急を要する内容で、英語の略語が使用される。
航空情報サーキュラー(AIC)

AICは内容的に見て、AIP・AIP Amendment・AIP Supplement・NOTAMに適さないものになります。

具体的な内容は、法律や規則などの変更や助言的なものです。


航空情報ノータムの調べ方



機長は航空機の出発前に、航空情報ノータムを調べなければなりません。


では、どのように調べるのでしょうか。

ここでは、AIS JAPANについて解説します。


AIS JAPAN



AIS JAPANは、航空情報ノータムを調べるWeb サイトです。


AIS JAPAN を使用するには、アカウントを作成して利用可能になります。


アカウントを作成してログインすると、What’sNewページに入り、ここからさまざまなページに飛ぶことができるのです。


What’sNewから飛ぶことができるページは、以下の通りです。

AIS JAPAN ページ内の各タブ解説
What’sNew

AIS JAPANのTOPページです。
それぞれのタブのページに、飛ぶことができます。
AIP

AIPの閲覧ページです。
発行日と発効日別に記載があります。
NOTAM

NOTAMの検索ページです。
空港略号・検索時間等を入力して検索します。
Obstacle

日本国内の障害物について、記載があります。
Information

AIPのダウンロードページやAIView・無人航空機のデータなどのサイトに飛べるページです。
Account Info

個人のアカウントページです。
FAQ

AIS JAPANサイト内のよくある質問のページです。
Link

このLinkからは、国土交通省のホームページや他国のAIPを確認することができます。


このようにAIS JAPANでは、航空情報ノータムの全てを確認することができるのです。



航空情報センターについて



航空情報センターとは、成田空港にある航空情報ノータムを扱う航空情報機関です。


24時間体制で、航空情報ノータムの発行・管理・関連機関への提供をしています。


航空情報センター発足の背景と必要性


近年RNAV運航をはじめとして交通交通量は増大し、また航空情報の高度化が求められてきました。


日本の課題としては、ノータムの発行漏れや内容の誤り・遅延の防止やAIP発行体制自体の見直しがあります。


これらの課題の解消のため、航空情報センターは発足したのです。




航空情報ノータムのまとめ



航空情報ノータムは、第99条第1項の規定により国土交通大臣が提供する情報のことになります。


航空情報ノータムの種類は5種類あり、その内容等により区別されるのです。


航空情報ノータムには内容により【AIP・AIP Amendment・AIP Supplement・NOTAM ・AIC】があります。


航空情報ノータムは、AIS JAPANで調べることができます。


航空情報ノータムとは航空情報のことで【機長の出発前の確認事項】航空法 第73条の2・航空法施行規則164条の15の機長が確認しなければならない事項の一つなのです。


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sora

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SEOライター × 現役PILOT × スポーツ好きな【sora ena】です。 ライターはSEOについても習得し、キーワード対策は理解してます。 週末は、執筆活動をたのしむ空飛ぶSEOライターです。よろしくお願いいたします。
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