【SWIMポータルとは?】登録から利用方法について解説! 更新!2025.2.5版

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「SWIMポータルって?」

「SWIMポータルの概要を知りたい!」

「SWIMポータルの利用方法は?」


このような疑問をお持ちではないですか。

この記事では【SWIMポータル】について、以下の事項について解説していきます。

・SWIMポータルとは

・SWIMポータルの利用方法

・SWIMポータルの詳細


この記事を読めば【SWIMポータル】について理解できるでしょう。


ぜひ、最後までご覧ください。


【追加】



SWIMポータルとは


2025.1.10から航空局により開設される、航空機の運航に必要な各種情報を確認できるサービスのことです。

SWIMとはSystem-Wide Information Managementの略で、日本語に訳すと情報共有基盤となります。

今までの紙と文字ベースの情報サービスから、地図・写真等を使用してのデジタルデータへ移行し、より分かりやすく効率よく情報を確認できるのです。

各種情報を取得するには、起点となるWebサイトの【SWIM ポータル】を利用します。

SWIMポータルは、航空機の運航・管理に必要な各種情報を共有するプラットホームで【ノータムやAIP】などの航空関係者が知りたい情報にアクセスすることで情報が得られるのです。

ICAO(国際民間航空機関)においても、2024年までにデジタルデータの導入を推奨しているのです。

それでは運航者目線からSWIMポータルについて、解説していきます。

*SWIMポータル関連のAICの情報は、以下になります。




AICのSWIMポータルについては、開設予定日やサービス内容の概略が記されています。


SWIMポータルを利用するには



SWIMポータルを利用するには、利用登録が必要になります。

2025.1.10以降にSWIMポータルサイトにアクセスして、利用登録することが必要です。

今までパソコンや電話等で情報をやりとりしていましたが、SWIMポータルの活用によりスマホも利用でき、利便性が向上するのです。


利用登録方法


SWIMポータルの各情報を利用する【SWIM Portal】の利用登録の方法は、以下の通りです。

SWIMポータルにアクセスする URL:https://top.swim.mlit.go.jp/swim/
SWIMポータルからメールアドレスを登録する
登録したメールアドレスに確認メールが届く
受信したメールから本登録をおこなう

 

登録が完了すると、SWIMポータルへのログインが可能になります。


登録の注意点


SWIMポータル登録時には、以下の注意点があります。

・登録で利用区分の項目は「SWIMサービス利用者」を選択する
・パスワードは10文字以上
・英大文字・英小文字・数字・記号を含みます
・アカウントIDはメールアドレスです


登録終了後のログイン


SWIMポータル登録後は、以下の手順で確認したい情報を選んでおきます。

・本登録終了後【SWIM Portal】にログイン後、上部にある「サービス」タブを選択。
・【SWIMポータル一覧画面】で利用したいサービスを選択し「サービス詳細」ボタンを押す。
・【SWIMポータル基本情報】内容確認後、「サービス利用開始」ボタンを押す。
・*SWIMポータルによっては利用承認(AISC承認)が必要なものがあります。

これで2025.2.10からのSWIMポータル開始とともに、SWIMポータルから情報を得ることができるのです。



今までの情報確認とSWIMポータルを利用した情報確認の違い



以下のSWIMポータルに限定して、今までの運航情報の確認方法とSWIMポータル利用時の違いを解説します。


情報種類今までの情報確認サイト等今後のSWIMポータルを利用した確認方法
(SWIMポータル内の以下のサービス)
NOTAMAIS JAPAN(2025.2.10廃止)デジタルノータムリクエストサービス

空港・空域プロファイルサービスのノータム抽出アイコン
AIPAIS JAPAN(2025.2.10廃止)AIP閲覧サービス
AICAIS JAPAN(2025.2.10廃止)AIPファイルダウンロードサービス
フライトプランSATサービス

2025.10.31 サービス最終日 (追加)  
フライトプラン登録サービス
ATIS無線電話等ATIS情報リクエストサービス
AI View  (追加)AIS JAPAN(2025.2.10廃止)空港プロファイルサービス


SWIMポータルの開設により2025.2.10からAIS JAPANは廃止となり、またフライトプラン関係のSATサービスは移行期間ということで、半年程度は続けて使用可能です。


SWIMポータルの詳細説明



提供されるSWIMポータルは多岐にわたりますが、ここでは以下のSWIMポータルについて解説します。



・空港・空域プロファイルサービス

・デジタルノータムリクエストサービス


・AIP閲覧サービス


・AIPファイルダウンロードサービス


・ATIS情報リクエストサービス


・フライトプラン登録サービス



これらのSWIMポータルを利用するには、まずSWIMポータルにログインする必要があります。

SWIMポータルを利用するには2025.1.10以降にサイトにアクセスして、利用申請をする必要があり、SWIMポータルの種類によってはさらに利用承認(AISC承認)が必要なものがあります。

SWIM ポータルの利用承認の有無と利用方法

SWIM ポータル利用承認必要の有無利用方法
空港・空域プロファイルサービス不要【サービス一覧画面】から空港プロファイルサービスを押す。

空港プロファイルサービスが表示されない場合は、上部のサービスタブを押し【サービス一覧画面】から、空港プロファイルサービスを押す。


空港検索ボックスに空港を指定して、表示を押す。
デジタルノータムリクエストサービス不要【サービス一覧画面】から、デジタルノータムリクエストサービスを押す。

(デジタルノータムリクエストサービスボタンが表示されない場合は、上記タブのサービスを押し、デジタルノータムリクエストサービスを押す。)


デジタルノータム検索画面の検索フィルターに条件を入力し、検索ボタンを押す。
AIP閲覧サービス不要【サービス一覧画面】から、AIP閲覧サービスを押す。
(表示されない場合は、上記タブのサービスを押し、AIP閲覧サービスを押す。)


AMDTタブからは、Complete amendment in PDFが開き、改定個所にハイライトが付くので、改定個所の確認が容易になる。
AIPファイルダウンロードサービス不要【サービス一覧画面】から、AIPファイルダウンロードサービスボタンを押す。

(表示されない場合は、上記タブのサービスを押し、AIPファイルダウンロードサービスを押す。)


ダウンロードしたいフォルダの右端にある・・・のアイコンをクリックすると、ダウロードが表示されるので押す。
ATIS情報リクエストサービス不要【サービス一覧画面】から、ATIS情報リクエストサービスボタンを押す。

(表示されない場合は、上記タブのサービスを押し、ATIS情報リクエストサービスを押す。)


検索対象のロケーションを選択します。

複数検索が可能です。1空港当たりの表示件数を入力の上、検索ボタンを押します。

画面右側に、検索結果が表示されます。
フライトプラン登録サービス必要【サービス一覧画面】から、フライトプラン登録サービスボタンを押す。

5つのメニュー【フライトプラン登録・通報一覧・フライト一覧・保有機メッセージ一覧・運航者設定(ATS)】が表示されるので任意のタブを押す。


利用承認は利用を限定する必要があることから、SWIMポータルにログインするための利用申請と、さらにサービスにより承認が必要になります。


SWIM ポータル内容の詳細


ここでは、下記の6つのSWIMポータルに焦点をあてて解説します。


・空港・空域プロファイルサービス

・デジタルノータムリクエストサービス

・AIP閲覧サービス

・AIPファイルダウンロードサービス

・ATIS情報リクエストサービス

・フライトプラン登録サービス


【空港・空域プロファイルサービス】



SWIMポータルの空港・空域プロファイルサービスは、空港・空域ごとにレイヤーで必要情報を選択して複合的に表示できるサービスです。

これにより視覚的に情報を得ることができ、とても便利になります。

空港・空域プロファイルサービスで得られる情報は以下の通りです。


・運航情報
・空港詳細
・ノータム
・空域プロファイル
・非グラフィックノータム


画面では左側の縦に、空港・空域プロファイルサービスで得られる情報のアイコンが表示され、そこから各種情報にアクセスできます。


情報名得られる情報
【運航情報】・航空機リスト
・便名詳細
・スケジュール
・遅延情報
【空港詳細】・運用状況
・使用滑走路
・進入方式
・空港運用時間
・日の出
・日没の情報がわかる。

・右側縦にアイコンが表示され上から2番目が空港詳細アイコンで、ここからさらに

・基本情報
・運航情報
・気象情報
・航空情報を確認できます。


【ノータム】右側縦にアイコンが表示され、上から3番目がノータム抽出アイコンになる。
【空域プロファイル】指定した空港を中心に、空域プロファイル画面が表示される。

・画面の左側縦に表示されるアイコンの上から

2番目が遅延情報アイコン、
3番目がPKG抽出アイコン、
4番目が非グラフィックノータムアイコン、
5番目が悪天予想図アイコンとなる。

遅延情報は、主要空港の遅延情報が表示される。


PKG抽出は、飛行計画型、空港型、ルート型、エリア型のタブが存在する。


タブを選択して情報を入力すると、情報により地図上に表示される。

悪天予想図アイコンを押すと、悪天予想図が表示される。
【非グラフィックノータム】・飛行自粛
・AIP読み替え
・GPS RAIMOUTAGESが表示されます。


また画面上部に3つのアイコンと検索ボックスがあります。

左から、【凡例表示・レイヤーリストアイコン・検索種別リストボックス・検索テキストボックス】になります。

各種の詳細説明が以下になります。


アイコン名等説明
【凡例表示】・空域プロファイル画面で使用されるアイコンの凡例が、表示されます。
【レイヤーリストアイコン】・地図に表示する情報を選択します。
(航行上の警告~展示飛行・曲技飛行・グライダー・花火など)

・基本情報〜民間試験訓練空域がありここを選択しておくと、地図上に空域が表示され、空域ごとの予約状況等がわかる。


・管制圏・情報圏・進入管制区・PCAは表示されない。




【検索種別リストボックス】・位置通報点・無線航法施設・ATSルート・RNAVルート・飛行場・地点略号などが選択可能。

位置通報点などの、検索した結果が表示される。

【検索テキストボックス】検索する内容を入力します。
【遅延情報】
【PKG抽出】
【PKG抽出 ルート型】
【非グラフィックNOTAM】
【悪天予想図】


【デジタルノータムリクエストサービス】


AIS JAPANのノータム検索機能は、SWIM デジタルノータムリクエストサービスに移行します。

SWIMデジタルノータムリクエストサービス環境では、国際ノータム形式での表示となるのです。

国際ノータム形式とは例としてノータム番号が1889からR1891に変更になり、アルファベットが頭につきます。

また今までは地点略号単位でノータム番号を付与してきたのが、これからは同じシリーズで扱う他の飛行場もカウントされるようになります。

検索結果をテーブル表示と、リスト表示に切り替えることが可能です。


【AIP閲覧サービス】


今までのAIS JAPANから、SWIMサービスのAIP閲覧サービスに移行します。

今後は発行日3回分のPDF版AIPが閲覧可能になり、有効中の情報はAIP in forceと表示され、背景色が青になるのです。

AICはSWIMのAIP閲覧サービスで閲覧不可となり、SWIMサービスの AIPファイルダウンロードサービスで確認します。


【AIPファイルダウンロードサービス】


AIS JAPANのpAIPは、SWIMサービスのAIPファイルダウンロードサービスに移行します。

AICはSWIMサービスのAIPファイルダウンロードサービスで提供され、AICのタブをクリックするとAIPファイルダウンロードサービスに移行するのです。

移行先のAICフォルダをクリックすると、各AICファイルを閲覧可能になります。


【ATIS情報リクエストサービス】


選択した空港のATIS情報が得られます。

空港を選択すると、背景色が黒になり、1空港当たり最新のATISだけでなく、過去50分のATISが表示されるのです。

空港を選択後、検索を押すと右側にATISが表示されます。


【フライトプラン登録サービス】


SWIMポータルフライトプラン登録サービスは、以下の5つの機能があります。


フライトプラン登録サービスの5つの機能

・フライトプラン登録


・通報一覧


・フライト一覧


・保有機メッセージ一覧


・運航者設定(ATS)

フライトプラン登録サービスはSWIMサービスの1つであるため、入り口としてSWIMポータルサイトにログインし、そこからSWIMポータルのフライトプラン登録サービスに移行します。

現在のSATサービスはSWIM移行期間を考慮して、半年程度の継続利用が可能になるのです。

日本独自の飛行計画通報方法として存在していたPS(パッセンジャーストップ)は、使用できなくなります。

1時間操作をしなかったら自動的にセッションが切れて、再度のログインが必要になります。


【サービス利用承認申請】


SWIMポータルのフライトプラン登録サービスは、承認申請が必要になるのです。

承認申請方法を、以下に示します。

申請手順は、サービスからサービス一覧画面を表示させ、フライトプラン登録サービス選択エリアを選択して、サービス詳細ボタンを押します。

サービスプロファイル情報が表示されるので確認後、サービス利用開始ボタンを選択します。

本人情報登録画面が表示されるので項目に入力後に、申請内容確認ボタンを押します。

サービス利用確認ボタンが表示されるので確認して、申請ボタンを押します。

 承認申請後の承認を待って【サービス一覧画面】からフライトプラン登録サービスボタンを押すと、サービスにログインできます。

【フライトプラン登録】

フライトプランを、航空局に通報することができるSWIMサービスです。

・18項(その他の情報)にはプルダウンがあり、そこから入力が可能になります。

【通報一覧】

・Status欄で、各フライトプランの受理(ACK)・不受理(REJ)等の状況を確認することができます。

【フライト一覧】

・運航の詳細や、飛行計画変更・離陸時刻・到着時刻などの通報を行います。

【保有機メッセージ一覧】

・航空機から航空局(対空センター)に中継依頼のあった通報内容が表示されます。

(保有機登録されている航空機に限る)

【運航者設定(ATS)】

・各運航者の、保有機を登録するものです。

・Aircraft IDに機番情報を入力し、登録依頼を行います。


保有機の承認申請手順について

・運航者設定(ATS)ボタンを押します。

・Aircraft ID欄に記入し、Sendを押します。

・運航情報官による承認後に運航者設定画面を最新化すると、承認された機体のAccepted欄に〇が表示され、登録完了となるのです。



SWIMポータルの運用開始時期

今回のブログで詳細を解説した空港・空域プロファイルサービスなどの6つのSWIMポータルサービスの運用開始時期は、以下の通りです。

上記以外のSWIMサービス開始時期は、以下のようになります。


2025.1.10にSWIM ポータルが開設し、2025.2.10から順次SWIMサービスが開始になります。

SWIMポータル開始後の2025.2.10からは、AIS JAPANが廃止になるので注意が必要です。



SWIMポータルのまとめ



SWIMポータルを利用するには、利用者登録が必要です。

2025.1.10にSWIMポータルが開設されるので、登録ページで登録申請します。

SWIMポータル自体の開始は、2025.2.10からになります。

SWIMポータルは、今まで紙や文字ベースで周知していた運航に必要な情報を地図や写真等を利用してデジタル化して周知しているのです。

デジタル化して周知することにより、今までよりも効率よく必要な情報を得ることができます。

今までノータムを確認するにはAIS JAPANがで確認していましたが、AIS JAPANは

2025.2.10からは廃止になるので注意が必要です。

今後このブログの内容は、SWIMサービス開に順次更新していきます。

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SEOライター × 現役PILOT × スポーツ好きな【sora】です。 ライターはSEOについても習得し、キーワード対策は理解してます。 週末は、執筆活動をたのしむ空飛ぶSEOライターです。よろしくお願いいたします。
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